フォレスト最強の暗殺者・アリスが去り、日常を取り戻した壮馬。
いつものように訓練に励む壮馬の元にやって来た少佐は「族長の体調が悪化した」と打ち明けます。族長に残された時間があと僅かだと知った壮馬は、少佐と共に会いに行く事に。
この記事では、謎に包まれていた壮馬の過去を探りながら、彼を暗闇から救い出してくれた族長との絆について解説していきたいと思います!
入学傭兵ネタバレ 158話~163話まで
ナンバーズを命からがら抜け出した壮馬は、族長と呼ばれる医師・ルーカスに助けられます。
族長は大怪我を負った壮馬を保護すると、余計な事を考えず回復に集中するよう助言。動けるようになった壮馬が外に出ると、そこは屈強な男たちが集まる異様な光景でした。
族長曰く、この村は傭兵を生業にした者と、彼らを治療する者が暮らす「傭兵村」。ここには行き場を失くした者の定住場所で、族長は壮馬に怪我が完治したらすぐに立ち去るよう促します。
入学傭兵の見どころ|傭兵村の族長ルーカス
この地の出身ではないものの、ここで負傷者の治療をしていた族長。
いつしか族長の治療を求め傭兵たちが集まるようになり、一つの村が出来上がります。やがて大怪我をした壮馬を寝ずに看病してくれた少女・エブリンのように行き場のない者が定住するように。
エブリンは何の疑いもなく壮馬を受け入れてくれましたが、族長や他の傭兵たちは、彼がただの子供ではないと見抜いていました。
入学傭兵の見どころ|君には借りがある
傭兵たちが戦地に出払った晩、傭兵村に略奪者集団が襲撃。ボスのイモータル率いる略奪者集団は、反抗的な傭兵村の人々に腹を立て、兵力がいない隙に奇襲を仕掛け皆殺しにしようと企んでいました。
爆音で目を覚ました壮馬が状況を伺う中、彼の元にやって来たのはエブリン。早く逃げるよう促された壮馬の元に、銃を持った略奪者がやって来ます。
華麗に返り討ちした壮馬の姿を見たエブリンは、囚われた母や村人たちを助けて欲しいと懇願。「君には借りがある」と、無償で依頼を受ける壮馬がカッコ良すぎでした!
入学傭兵の見どころ|傭兵Mの誕生
奇襲の報告を受けた族長たちが村へと急ぐ中、わざと人質の中に紛れ込んだ壮馬。略奪者を油断させた壮馬は素早く武器を奪い取ると、イモータルを人質にします。
まだ幼い彼を甘く見たイモータルは魅力的な条件をちらつかせ取り込もうとしますが、壮馬は村人を取り囲む襲撃者たちを一撃で仕留め反撃。
最後に、奪い取った銃でイモータルの額を打ち抜き殺害しました。帰還した族長と傭兵たちは、壮馬が略奪者集団を全滅させたと聞き驚きます。後日、族長から名前を聞かれた壮馬は「M」と答えるのでした。
入学傭兵の見どころ|族長の最後の頼み
現代に戻り、少佐と共に傭兵村に到着した壮馬。傭兵たちがMの姿にざわめく中、エブリンは壮馬に駆け寄りしがみつきます。
エブリンとの感動の再会を終えた壮馬は、族長に会いに来たと報告。族長と久々の対面を果たした壮馬ですが、変わり果てた彼の姿に驚いていました。
壮馬が家族と再会し幸せに暮らしていると聞いた族長は、最後の頼みとして「もう二度とここに来るな」と一言。最後に会えたことを喜びながら、初めて「そうま」と呼んだ族長の姿は、涙なしには読めませんでした。
入学傭兵の見どころ|裏切り者の本当の意味
族長と別れた壮馬の元に駆け付けたのは、この地で仲間として暮らしていた傭兵たち。彼らは記憶を取り戻した途端あっさりと村を去った壮馬を「裏切り者」と罵ると、今すぐ出て行けと詰め寄ります。
暗い表情で立ち去りながら、力なくエブリンに笑顔を向けた壮馬。またも誤解されているのかと悲しくなりましたが、傭兵たちは壮馬をあえて突き放す事で、この村への未練を断ち切ろうとしていた事が発覚します。
「家族と幸せに暮らして欲しい」という傭兵たちの想いが伝わり、胸が熱くなりました!
入学傭兵ネタバレ|族長の遺言
壮馬が記憶を取り戻した際には、自分の居場所へ戻るよう促した族長。帰国した壮馬の元に、族長が亡くなったと連絡が入ります。
壮馬に族長の死を伝えた少佐は、彼が残した遺言を告げました。いつも通りに振舞いながらも悲しそうな表情を見せる壮馬を心配した祖父は、彼を散歩に誘い「悲しい時は泣いてもいい」と一言。
その言葉を聞いた壮馬の目からは涙が溢れ、祖父の胸で泣き続けます。同時に族長も、壮馬と暮らしながら離れ離れになった子供に想いを馳せていたと分かり、実はどちらもが救われていたという展開が感動的でした!
入学傭兵ネタバレ|まとめ
この記事では、「傭兵M」誕生秘話と、壮馬と族長の絆について解説しました。
族長とは、ナンバーズを逃げ出した壮馬を救った命の恩人で誰よりも優しい人。壮馬の涙が初めて見られ、彼にとって族長がどれほど大切な人だったか良く分かりました。
傭兵Mの誕生秘話も見られ、皆が壮馬の幸せを願う展開に胸アツです!エブリンが族長の遺志を継ぎ、傷付いた傭兵を救おうと行動しているところも素敵ですね。
族長は旅立ってしまいましたが、きっとこれからも壮馬の幸せを見守っていてくれるのではないでしょうか。
ネタバレ
0